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“鉄のラスボス”小林幸子が降臨!「ほぼゼロがいいです」脱炭素を描く東京製鐵の新広告

日々の暮らしの中で、鉄という存在を意識する機会はそれほど多くないかもしれません。建物やインフラ、身の回りの製品に広く使われているにもかかわらず、その裏側にある製造や環境負荷については、普段あまり目にすることがないものです。そうした中で、“鉄”そのものに目を向けるきっかけとなりそうな、少しユニークな広告が登場しました。
国内最大手の電炉鉄鋼メーカーである東京製鐵は、歌手・小林幸子さんを起用した交通広告を展開。豪華な衣装と圧倒的な存在感から“ラスボス”とも称される小林さんが、“鉄のラスボス”として登場します。実写と漫画の世界観を掛け合わせたビジュアルや、連動するアニメーション動画では、低CO₂鋼材「ほぼゼロ」をテーマに、コミカルなストーリーの中で脱炭素のメッセージが描かれています。

交通広告と“ラスボス”演出がつくる世界観

今回の取り組みは、交通広告とアニメーション動画を組み合わせた形で展開されています。東京駅や名古屋駅、新大阪駅といった主要駅に加え、東海道・山陽新幹線のグリーン車内など、多くの人が行き交う場所で掲出されており、移動の合間にふと目に留まる設計となっています。
あわせて公開されている30秒のアニメーション動画は、広告の世界観をさらに広げる役割を担っています。実写の小林幸子さんと漫画的な演出を掛け合わせたビジュアルは、どこか親しみやすさを感じさせつつも、しっかりと印象に残る仕上がりです。
その中心にあるのが、“鉄のラスボス”というユニークなキャラクター設定です。豪華な衣装と圧倒的な存在感から“ラスボス”と呼ばれることも多い小林幸子さんのイメージと、脱炭素社会に向けた切り札ともいえる低CO₂鋼材「ほぼゼロ」という存在が重ねられています。

泉に現れる“ラスボス” 印象的なストーリー展開

アニメーション動画は、「もっと環境にいい鉄はないのか」と悩むビジネスマンのシーンから始まります。うっかり鋼材を泉に落としてしまうと、そこに現れるのが“鉄のラスボス”こと小林幸子さんです。
「あなたが落としたのは、今までの鉄ですか? それとも……」という問いかけとともに提示されるのが、低CO₂鋼材「ほぼゼロ」。思わずビジネスマンが「正直、ほぼゼロがいいです!」と本音を漏らす展開は、どこか親しみやすく、印象に残るシーンとなっています。
テンポの良い展開と、小林さんの存在感が合わさることで、ユーモアとメッセージ性の両方が感じられる仕上がりです。

“鉄のラスボス”CSuO小林幸子が泉から降臨!|東京製鐵 「ほぼゼロ」【30秒CM】

“ほぼゼロがいい”という感覚に重なる言葉

メイキングやインタビューでは、小林幸子さん自身の言葉も紹介されています。

——生活や仕事の中で正直〇〇が良いです!と思うのは?
「すべての人がそうだと思いますが、生活している中でストレスがすべて無いと良いですね。そうはいっても生きていく中で色んなストレスがあって、でもそれで大人になっていくってこともありますけど、でも『ほぼゼロ』がいいな。ストレスはないほうがいいね」

——以前と変えたことや新しく始めたことは?
「私62年、歌を唄ってるんですが、お休みすることに罪悪感があって。でも海外の人たちのように1ヶ月休んでみたいなと思って、今年の1月に思い切ってお休みしたんです。自分を見つめ直して、芸能以外のやったことない新しいことにもチャレンジできたんです。プラネタリウムに初めて行って、感動したり。1ヶ月経って何か変わりましたか?と聞かれると、何も変わってなかったんです。やっぱり一番大事なのは、今やるべき仕事を一生懸命やるということ。それが、次に繋がっていくんですね。周りの人に感謝するのは当たり前、でも一番感謝しなきゃいけないのは自分自身。自分の身体を一番大切にしなきゃいけないということを自分に教えてもらった、そんな1ヶ月でしたね。元旦からウォーキングも始めたんです。…4日目、挫折しましたね、筋肉痛でやめました(笑)でもちょっとお休みしてからまたやったりして、でもそれでいいんじゃないかな?って。ほぼほぼ無理をしないで生きていくというのも大事なことじゃないかと思います」

——視聴者へメッセージをどうぞ!
「人は食べるものがないと生きていけません。鉄は食べるものではありません。でも、生活の中に無くてはならないもの、それが鉄です。これからの自分の生活のために、もう一度しっかりと鉄の意味を東京製鐵さんと一緒に考えてみませんか」

東京製鐵 ほぼゼロ【30秒CM】メイキング動画

CO₂排出量を抑えた新しい鉄という選択肢

今回の広告で紹介されている「ほぼゼロ」は、製造時のCO₂排出量を大幅に削減した鋼材です。従来は1トンあたり約0.4トンとされていた排出量を、再生可能エネルギーの活用によって約0.1トンまで抑えています。
東京製鐵の国内4工場で製造されるすべての製品が対象となっており、追加コストも1トンあたりプラス5,900円と比較的取り入れやすい設定です。環境への配慮と実用性のバランスを意識した選択肢といえそうです。

「ほぼゼロ」特設サイト:https://www.tokyosteel.co.jp/hobozero

“身近な鉄”を少し違った視点で捉えてみる

普段はあまり意識することのない鉄という素材ですが、そのつくられ方や選び方に目を向ける機会は、これから少しずつ増えていくのかもしれません。
今回の広告は、ユニークな表現を入り口にしながら、そうした変化をやわらかく伝えているようにも感じられます。日常の中にある当たり前の存在を、少し違った角度から見つめ直すきっかけになりそうです。

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